手元供養用骨壷の専門店

陶芸作家が、ひとつひとつ
丁寧に焼き上げた美しい骨壷

陶器は、焼き方や使用する土によってさまざまな表情を見せてくれます。
器の元となる粘土は、大阪市で制作活動をおこなう作家こだわりのオリジナルブレンドのものを使用。手回しのろくろの上に、細い紐状の粘土を円錐形に巻き上げながら、少しずつ形を整えていきます。複雑な形状の骨壷であるが故に、粘土の成形には特に気を遣いました。
粘土が乾いたあとは一度素焼きをし、釉薬を塗ったあとに再度焼きの工程に入ります。
釉薬も、鮮やかな水色が出るように、幾度も試作を繰り返しながら配合された特別なものです。
機械では出せない、陶芸作家の手仕事ならではの味わいとあたたかみをお楽しみください。

骨壷を保管する場所の変化について

本体、骨壷は四十九日や五十日祭を過ぎるとお墓などに納骨してあげることが一般的でした。
お墓は屋外に建てられるので、雨風にもさらされます。お墓の作りによっては、骨壷の中に水が溜まって、ご遺骨が水浸しになってしまうこともあるようです。水没を防ぐために、骨壷の本体と蓋をテープでしっかり巻いてあげる方もいらっしゃいます。
屋内で管理する手元供養だから絶対に安全とは言い切れませんが、明らかにリスクは軽減されます。
普段から湿気の多い場所はともかく、一般的な環境でおこなう手元供養でカビが生えるのはごく稀なケースです。
しっかり蓋を閉めてご遺骨を管理してあげたいという方には不向きな骨壷ですが、蓋のない開放感は格別です。

安定感のある広い底
その広さを活かしたもうひとつの
底の役割

「すい」の重さはおよそ1kgで、手に持つと程よい重量感を感じられます。
円錐の形状から一見不安定にみえますが、広い底が付いているので、安定して置くことができます。
さらに底をよく見てみると小さな穴が一箇所開いています。この穴に斜めに線香を差し込んでいただくことで、線香立てとしてもご使用いただけます。底が大きいので、線香の灰もしっかり受け止めてくれます。
底が汚れてきたら水で濡らして固く絞ったやわらかい布で拭いてあげてください。

ご遺骨を守るために、巾着袋との併用をおすすめします

円錐状のくびれから底に向かって広がっている小さな空間が納骨スペースです。
大きく口が開いた構造をしているので、こまめに掃除をしてあげないとご遺骨に埃が付着してしまいます。
ご遺骨を長期間清潔に保つためにも、専用の巾着袋に入れてから器に納骨してあげてください。
底が広がった形状のため、まずは巾着袋を納骨スペースにセットしてから、ご遺骨を入れてあげた方がスムーズです。

陶芸作家紹介

大阪玉造に工房をかまえる、陶芸作家の玉山弘季氏に依頼して制作していただきました。
玉山氏は、大阪を中心に高島屋や大丸、阪急百貨店など、大手デパートからも度々個展の依頼がある作家です。
店舗コンセプトに合わせたオリジナルの器制作も得意としています。

玉山弘季氏 プロフィール

1982年大阪鶴橋生まれ。2005年大阪芸術大学卒。
様々な展覧会への出展や飲食店の器を制作。
和・洋問わず、現代のライフスタイルに寄り添うことのできる器。
日々の暮らしに、”彩”を添え、豊かな時間を作る器を提案しています。

開放感を存分に味わえる、
フォルムが美しい骨壷

蓋がなく、口が付いた円錐状の骨壷「すい」は、インテリアとしても十分に成立する、美しいデザインにこだわりました。
変わった形状で一見不安定そうに見えますが、底の部分に広さがあるため、ぐらつくことなく安定して置いていただけます。
全体的なサイズは大きめですが、中に入る人に開放感を感じていただきたいので、ご遺骨はくびれ部分のスペースに少量収めるようお願いいたします。

【サイズ（約）】

全体

横幅210×高155×奥行170mm

収納部分

直径50×高48mm

台座部分

横幅185×高25×奥行155mm

開口部

横幅210×奥行134mm

全体の深さ

155mm

容量

55ml

重さ

1070g

※1点ずつ手作りのため、多少の誤差が生じる場合がございます。

【その他 詳細】

素材

陶土、釉薬

生産地

大阪府 大阪市

付属品

手袋、取り扱い説明書

毛ばたきなどで軽くほこりを払うか、やわらかい布で拭いてあげてください。
汚れが取れない場合は、水洗いしていただいても構いませんが、しっかり乾かせたあとで納骨していただくようお願いいたします。

ご遺骨を入れたあとは、風通しが良く、湿気の少ない場所で保管してください。
気温差が生じやすい窓際や、直射日光が長時間当たる場所も避けてください。
骨壷自体に過剰な重さがかかる状態や、不安定な場所でのご使用は避けてください。
自宅などの屋内での手元供養用品です。お墓や屋外でのご使用には適しておりません。